FX基礎知識〜其の5〜

FX基礎知識〜其の5〜

FX基礎知識〜其の5〜

FX基礎知識〜其の5〜では
FXを取引する上での時間帯について簡潔に説明致します。

FXは24時間取引ができるのですが(基本的には土日に取引を行うことができません)
それぞれの時間帯にメインの市場があり
大きく分けて東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場と3つのメイン市場があります。
そしてこの3つの市場には、それぞれ値動きの癖というものが存在そます。
市場の癖について今から順番に説明していくので、
参考にし自分が取引する時間帯(市場)の癖を理解すると良いと思います。

・東京市場(日本時間8時~16時)

東京時間なので市場の参加者はオセアニア、アジアの人が多くなりメインになります。
そしてAUD、JPY絡みの通貨が良く動く傾向があり
AUDやJPYが軸に為替が動きやすいという特徴があります。
五十日(毎月5・10日)は輸入業者の決済(ドル買い)需要が高まる事から
仲値に向けて円安ドル高が進みやすいとも言われています。

※仲値とは、金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート。TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも言います
金融機関が毎朝9時55分の為替レートを参考に決定します。
海外旅行に行く際、日本円を外貨に両替するときのレートと
外貨を日本円に戻すときのレートに開きがありますが、そのちょうど中間に位置するのが仲値です。

東京市場は比較的値動きが穏やかで一定の値幅で上下することが多く
前日の安値や高値を超えることができず反発することが比較的多いのが特徴です。

東京市場は3大市場の中で比較的値動きの幅が
狭く大きく動かないことが多いと覚えておきましょう。

・ロンドン市場(日本時間16時~翌2時:冬時間は17時~翌3時)

ロンドン市場は世界1位の取引量を誇ります、欧州勢が市場のメインの参加者となります。
一部アーリーロンドンと呼ばれる日本時間15時から取引に加わる参加者もいます。
欧州系通貨の勢いが激しくなります、メインはEURやGBPです。

東京市場の静かさを吹き飛ばす値動きになる事が多く
東京時間と逆の値動きになる事もよくあります。

値動きが激しいロンドン市場は参加者も多い為、慣れると稼ぎやすい市場となります。
しかしこの時間帯は経済指標なども多く発表されるため
短時間での大きな動きが良く発生するためリスク管理を疎かにすると
大火傷を負ってしまう市場にもなるので注意が必要です。

・ニューヨーク市場(日本時間21時~翌6時:冬時間は22時~翌7時)

日本人の兼業トレーダーはこの時間帯に参加する人が多いです。
ニューヨーク市場もロンドンに引き続き重要な時間帯でトレンドが発生しやすいと言われてる市場です。
そして重要な経済の中心部米国の経済指標が発表されることが多く、トレンド転換することもあります。
ロンドン市場と重なっているため、取引参加者も多く値動きも大きくなり
日本時間翌1時にはロンドンフィキシングと呼ばれる金のスポット価格や対顧客市場の仲値が決められます。

日本の兼業トレーダーは、このニューヨーク時間でトレードする方が多いと思うので
経済指標に注意したり、トレンドには逆らわないトレードを心掛けたり
実際にトレードをしていく上で市場の癖を把握し上手くトレードしていくと
値幅も大きく狙うことができ、退屈はしない市場だといえます。

上記で説明したように
3大市場にはそれぞれ大まかな特徴があります
しかし値動きの方向は残念ながら100%当てることは不可能
確実に勝てる方法は存在しません。
でも癖は確実に存在します。
時間帯の癖、チャートパターンの癖、相関の癖
トレードを重ねて、諦めず正しい努力を続ければ
なんとなく癖を見つけることができ
確実に力がついてきますので最初は無理をせず
余剰資金で生活を守りつつFXを楽しみながらチャレンジしていくと良いと思います。

以上でFX基礎知識其の5を終わります。

※金の実ブログ〜FXテクニカル大百科〜はFXで勝つために特化したブログとなり
FX書籍などでは得ることができないテクニカル分析を伝えていきます。
皆様の応援が力になりますので、宜しくお願い致します。

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